鎌刷毛
鎌刷毛
器物の内側側面を塗るのに適した漆刷毛です。
特注にて製作を承っております。
余剰分ができた場合は刷毛や狐のネットショップにて販売もしております。
しかし、目的に合わせて自作すればよりぴったりの刷毛を作れると思いますので、以下の動画で注意点と方法を確認のうえ、自作にも挑戦してみてください💡
自作する場合のポイントと注意点
❇️未使用の上塗刷毛を用意してください。
使用中の油が染みた刷毛だと、頭を切り落とす際に頭が壊れてしまう可能性があります。また、毛先の固めがゆるめに作られている並通しや切り出し刷毛も、切り落としたときに頭がバラけてしまう可能性が高いです。必ず未使用の上塗刷毛を使用して下さい。摺漆をしておくとより安心です。
❇️毛先の角度と長さについて
毛先を短く作ってしまった鎌刷毛は、それ以上根元をいじって毛を出すことは破損の原因になってしまいます。
毛先は、最初は少し長めかな?と感じるくらいにしておいたほうが良いです。長すぎた毛先は完成してからでも調整できます。
また、毛先の角度は、用途にもよりますが斜め切り出しにしたほうがヘリが器物の底にぶつからずに塗ることができます。
ところで…
本当に鎌刷毛、作りますか⁉️
頭を切って鎌刷毛を作らなくても、斜めの切り出し加減だけでうまく塗れる場合があります!冒頭の写真の弁当箱などは角度を少しきつめに切り出すだけで充分塗れそうですね。あたまを切り落とす前にまず刷毛を器物にあてて確認してみてくださいね💡
↓切り落とす前…これでOKかもしれません!